2016年2月28日日曜日

マイクに関する個人的なおぼえがき

マイクに関して気になってる事のおぼえがき。


・指向性
マイクがどの向きに対してどう音を拾うかというのが指向性でマイクによって違う。
ざっくりまとめると指向性が無く全ての方向から均一に音を拾う無指向性、特定の方向に対してのみ音を拾う単一指向性、単一指向性よりさらに狭い範囲の音のみを拾う超指向性というのがある。
 一般的にビデオカメラなどは確実に音を拾うため無指向性のマイクが内蔵されていて確実に音が拾える代わりに余計な音を拾いやすい。
詳しくはここ(↓)を参照。
オーディオテクニカ マイクロホン基本編Vol.2(指向性編)

・周波数特性
マイクが音を拾いやすい周波数と拾いにくい周波数を示したグラフ。
詳しくはここ(↓)を参照。
SHURE BLOG マイクロホン 周波数特性表の見方
音と周波数についてはここ(↓)を参照。
チヨダウーテ 音とは・音エネルギーと遮音特性・界壁の遮音特性

・マイクの種類
 マイクというものは用途に応じて色々あり過ぎてわけわかんないので、カメラ用の外付けマイクに絞ると2種類ある。
 単一指向性マイクを左右に配置したステレオマイクと超指向性マイクのショットガンマイクの2種類。
 また、単一指向性と超指向性を切り替えられるズームマイクというものもある。
 ステレオマイクは広い範囲の音が拾えるため舞台やライブなどの撮影に有効で、左右のマイクが外側に向いたA-B方式と内側に向いたX-Y方式がある(参考 ソニーPCM-D100)。
その辺はここ(↓)を参照。
SHURE マイクロホンテクニック
 ショットガンマイクは正面の狭い範囲の音だけを拾うので、野鳥の鳴き声やインタビューのように特定の音だけ拾いたい時に使う。

・主な製品
純正以外で1万円前後のマイクをざっくりまとてみめる。
アツデン
SGM-990 ズームマイク

オーディオテクニカ
AT-9941 ステレオマイク(A-B方式)
AT-9945CM ステレオマイク (X-Y方式)
AT-9942 ショットガンマイク

タスカム
TM-2X ステレオマイク(X-Y方式)

・電源
 マイクの電源は大きくわけてプラグインパワー、内部電源、ファンタム(ファントム)電源の3種類がある。
 プラグインパワー方式はカメラやレコーダーに多く使われており接続する機器からマイクの電源を供給するため、マイクは電源を持たない。
 内部電源方式はマイク内の電源(電池)からマイクに必要な電気が供給される。内部電源方式のマイクをプラグインパワーに機器に接続するとマイクが破損するおそれがある(一部のマイクでプラグインパワーに対応している)。
 ファンタム(ファントム)電源方式は業務用のマイクに使われており、専用の端子でミキサー・レコーダーなどから電源を供給される。

2016年2月1日月曜日

モノポッドスタンドのテスト その2「実戦投入編」

モノポッドスタンドをショーに投入したので結果についてまとめる。

・高さの比較
上がコンパクトII+延長ポール、下が最大まで伸ばしたスタンドポッドでほぼ同じ場所から撮影。
スタンドポッドの方が高さを稼げるため客席の奥まで映り込むが、通路を通る人の映り込みが軽減できる。



・安定性と風の影響
前回も書いた通り、開脚幅が狭く非常に不安定なため転倒防止策としてカメラザックをベルトで固定してみた結果転倒せずに済んだ。


アメダスによると、福岡は14:00時点で西北西の風・風速4.3m/sと風があり、スタンドポッドが風に煽られ大きく揺れた。

参考動画(一部風切り音あり)

160cm強の長いポールを自立させるため、ちょっとした風でも煽られやすく屋外での使用では場所選びなどを含めた風対策必要。