2015年8月1日土曜日

ラジオスレーブとか技適とかその辺に関する自分用おぼえがき

 オフシューとか多灯に使うラジオスレーブという物が最近増えてるものの、技適取ってない安いのと技適取ってる高いのがあってうんたらかんたらいう話で「その辺どうなのさ?」って話。
 アクセスがやたら伸びてるし、自分で読み返すとごちゃごちゃしてるので少し手直し。

2016年11月16日追記
かなり長い上にごちゃごちゃしているので要点だけまとめ直してみた。
技適とかについて改めて簡単にまとめてみた

・技適
 無線機とかコードレス電話とか携帯電話とか無線LANとかその他諸々色々あるけど、そういうのを日本国内で使うには総務省が発行する「技術適合証明(技適)」っていうのを取らならいといけなくて、技適を取った機器には技適マークが入ってる。


その辺は「総務省 電波利用のルール」を読まれたし。
「だったら技適を取ってない機器を使うとどうなるの?」って話。
 電波法違反で「一年以下の懲役又は100万円以下の罰金」だそうで。
 さらに、他の無線を妨害して治安維持(警察とか消防とか自衛隊とか海上保安庁とか)・気象・鉄道などの業務に支障を来したり、(違法な高出力波で)無線機器を壊したりすると重要無線通信妨害で「5年以下の懲役又は250万円以下の罰金」と更に重くなる。
「バレなきゃいい」とか「他の人も使ってるから大丈夫」なんて軽い気持ちで使うと総通に申告されて家の周りをバンがうろつき始めて、おまわりさんがやって来る可能性もありますよ。
 ほとんど報道されないけど電波法違反の摘発はものすごくたくさんある。
各総合通信局による不法無線局の取締り状況
 もし自分の使っている通信機器が技適を取っているか気になる人は総務省のページで検索できる。
総務省 技術基準適合証明等を受けた機器の検索
 ただ、技適を取るにはかなり大掛かりな試験や膨大な書類が必要で専門の機関に依頼すると数百万円かかるとかなんとか。
 当然、その費用は販売価格に上乗せされるので技適の有無で値段が大きく変わってしまう。

・微弱電波
 技適を取らなくても使えるものの出力が非常に弱い「微弱電波」という規格があって多くの通信機器で使われてる。
 微弱電波に関しては免許や試験は必要無いが、ラジコン用の発信機(プロポ)向けにラジコン電波安全協会が発行する「ラジコン発信機適合証明」や日本自動車用品工業会がキーレスエントリーやFMトランスミッターなどに発行する「微弱無線適合マーク(ELPマーク)」がある。
 総務省が行う「無線設備試買テスト」は微弱電波を使う機器が対象で試験の結果電波法で定める基準を超える機器を公表する制度。
無線設備試買テストの結果 平成26年度掲載分(PDFファイル)
平成26年度のテストで3機種。
平成27年の中間報告でYongnuo RF-602Pixel Pawn TF-362の2機種が許容値を超えていると公表された。
 特に今回公表された「Yongnuo RF-602」は安価で人気のあるラジオスレーブなので使っている人がいるかもしれないけど、ここで公表された機器を使うと電波法違反で逮捕される可能性があるので使用を止めましょう。

・海外の規格
 似たようなものでアメリカの「FCCマーク」とかEUの「CEマーク」なんかがある。当然ながらこれも日本の技適マークと同じでこれがないと使っちゃダメ。


 めんどくさいのでこの辺の話は「海外版ケータイは日本で利用できるのか? - ケータイ Watch」を読んだ方が早い。
 ただ、FCCマークやCEマークがあれば日本でも使っていいという訳じゃない。これはあくまで「その地域で使ってもいいよ」という意味で他の地域じゃ使っちゃダメ。
 総務省も「外国製無線機の使用について」というキャンペーンをやってます。

・通信障害
 通信機器などの出す電波でテレビやラジオにノイズが入ったり、他の機器に影響が出る通信障害というものがある。ちょっと古い記事だけど、Nintendo Online Magazine 不要輻射ノイズとの戦いがわかりやすいかも。
 通信機器から発生する電波でテレビやラジオに影響が出ないように、一般財団法人VCCI協会という業界団体が電波障害を規格内に抑えた製品には「VCCIマーク」というものが付けてる。


その辺はVCCIマークの取得について | ヤックル株式会社がわかりやすい。

・ラジオスレーブ
 ここからやっとラジオスレーブの話。
 色々調べるとラジオスレーブで使われてる周波数はほとんどが無線LANと同じ2.4GHz帯で、電子レンジを使うと無線LANが遅くなるという事があるそうで。
エレコムWi-Fi製品購入ガイド 無線LANの基礎知識
Vol.40 電子レンジのノイズで無線LANが遅くなるって本当!?
 電子レンジは500〜600Wと高出力なので電波が外に漏れない設計になってる(窓に付いてる網とか)とはいえ、最大出力が10mWの無線LANルーターじゃ勝ち目がない。
 技適を取ってないラジオスレーブの出力がどれ位かわからないけど、無線LANルーターに影響が及ぶ可能性が高いし、逆にラジオスレーブが無線LANルーターなんかの影響を受ける可能性もある。
 フラッシュのスレーブにはざっくり分けて、フラッシュの光(赤外線)に反応する「光学式」、赤外線で通信する「赤外線式」、電波で通信する「電波式」の3種類がある。
 最近(2016年3月)はカメラメーカーやストロボ専業メーカーが技適に適合したラジオスレーブを多く出しているのでそれらの機種を選びましょう(面倒なので各自で調べてください)。
2016年8月30日追記
スレーブの話をもうちょっと詳しく書きました。
スレーブの話

これから先どうなるかわからないので出来れば使わない方がいいという結論で締めましょう。

2016年6月16日追記
 Godox(ゴドックス)という中国のストロボなんかを作ってるメーカーがある。
 中国のストロボメーカーといえばYongnuo(ヨンヌオ)の方が知られていると思うけど、Godoxは安価なマニュアルストロボからプロ向けの大型ストロボまで幅広く作ってる会社。
 Godox(一部製品)はカメラ用品メーカーケンコー・トキナーの子会社ケンコープロフェッショナルイメージング(以下KPI)が国内正規代理店になってて、そのKPIがTTLワイヤレスフラッシュトリガーGODOX X1GODOX XT16の技適に対応して日本語の説明書と国内保証が付いたモデルを出してきた。
 で。何が言いたいか?
 こういうものはamazonとかでちょっと安い並行輸入品というものが出てきたりするけど、中身が全く同じだったとしても技適を申請したのがKPIなので並行輸入品の使用はアウトとなるので少々お高くなるものの、色々考えるとKPI扱いの正規品を買うのが正しい。

 その辺はこの記事で触れてるので読まれたし。
@DIME これは欲しい!「CP 2016」で見つけた撮影機材傑作選

2016年12月14日追記
 総務省無線設備試買テスト平成28年度掲載分(平成28年8月公表分)にてGODOX FT-16・Cells II-C、YONGNUO RF603N II・YN-622Cが基準を満たしていなため公表されました。

 技適とラジオスレーブの話で「ハコスタは技適を取ってないラジオスレーブが使えない」という内容をよく見かけるので調べてみた。
ハコスタジアム東京 使用の注意より引用
-ここから-
・総務省の未承認の機器(技適マークの無い物)につきましては、当館では電波の違法性を判断いたしかねますので、最寄りの総合通信局にてご確認ください。 
※持ち込み、使用の制限等につきましては、総務省 総合通信局 電波利用環境課の指導があった場合のみ行わせていただきます。
-ここまで-
読んだ感じだと「現時点で規制はしないが技適を取ってない物はなるべくなら使わないでくれ」という風に取れる。




 

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